こんにちは、瀬古土地家屋調査士事務所の瀬古です。
世阿弥が能楽論書「花鏡」で述べた言葉に、
「我見」「離見」「離見の見」という言葉があるらしいです。
我見:自分が見ている世界(相手)
離見:世界(相手)から見られている自分
離見の見:我見と離見をさらに俯瞰して客観視している目線
能の舞台から見る目線、客席から見られる目線、空間全体を俯瞰する目線
この3つが持てて、はじめて一流の舞台役者であるとのことらしいのですが、
仕事をしていく中でも、離見や離見の見が大切になってくると思います。
ついつい自分の都合や勝手な思い込みで話をすすめてしまいがちで、
相手の立場に立てているかな?
もっと言えば自分と相手を第三者として客観的に見れているかな?
難しいと思いますが、離見の見を意識していきたいと思います。