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瀬古土地家屋調査士事務所 代表 土地家屋調査士 瀬古 貴文 |
工業高校卒業後、地元企業に就職しました。
恵まれた職場環境に不満はありませんでしたが、次第に学歴コンプレックスを感じるようになり、いくつかの国家資格を取得します。今になって思えば、学歴のない自分を国家資格で武装したかったのだと思います。
資格チャレンジを繰り返していくうち、いつの間にか資格マニアになっていた私ですが、そんな私を支えてくれたのは、いつも笑顔の妻でした。
資格学校に通うため、決して安くない学費を家計から工面してくれましたが、妻が自分でコレクションしていたバッグを売ってまで学費を捻出してくれていたことを知り、自己満足だけの資格取得をやめました。
妻に合格させてもらった国家資格だけを頼りに「手に入れた資格で家族を幸せにする」「こんな自分でもやればできる」と脱サラを決意します。
しかし、安定した給料を捨ててチャレンジする恐怖は大きく、なかなか行動に移すことができませんでした。
1年ほど悩んでいた時、独立間近の税理士さんと出会います。彼のワクワク・笑顔の姿を見て目の前の不安がスーッとなくなり、18年勤めた会社を退職し、土地家屋調査士事務所を開設するという行動を起こすことが出来ました。
経験ゼロ、コネクションゼロからのスタートは予想以上の苦労が伴いました。
土地家屋調査士実務の勉強、初めての飛び込み営業、見積もりや請求書の作り方も一から勉強しました。開業当初、売り上げはほとんどなく、アルバイト代わりに資格学校で講師をしながら仕事を覚える毎日でした。
資格学校で単に勉強を教えるだけでなく「手にした資格をどう使うのか?」「なんのためにその資格を手に入れるのか?」を伝えることに喜びを感じ、資格と共に自信を手にした生徒が意気揚々と独立していく姿を見ることに喜びを感じました。
土地家屋調査士の仕事も次第に増え、共に夢を見る仲間も見つかり、株式会社と一級建築士事務所を開設して現在に至ります。
挑戦には勇気が必要でありリスクも伴います。ですが「やればできる」と自分に言い聞かせ、壁を乗り越えたその先にこそ、なりたい自分があると信じています。
これからも挑戦し続けます。言葉にするとストイック感満載ですが、実際は些細なチャレンジの積み重ねです。挑戦し、知り、改善し、成長していくことは喜びの本質ではないでしょうか。
仕事を通して、私と同じように一歩踏み出したい後進の応援を全力でしたいと強く思います。
「自ら挑戦し続け、挑戦する勇者を応援する」「チャレンジスピリット溢れる自立した人間を育てる」