こんにちは。瀬古土地家屋調査士事務所 測量士の志知です。
前回は、測ることについてご説明しましたが、今回は位置出し、埋設の話です。
測ってきたデータを基に、境界点や構造物の位置を現地に明示する作業を逆設、
逆打ち、測設と呼びます。簡単に表現すると位置出し、仮点出しです。
呼び方は事務所それぞれなので、正解の呼び方はありません。
位置を出す方法としては、測り込んだ時のトラバー点から出すやり方が一番精度が高いです。
案件によっては、自社以外の測量データを使用しますので、この場合は、後方交会法によって位置を出します。
ただ欠点としては、精度が劣ることや精度の組み合わせがいいポイントを探し出す作業が必要になります。
位置出しを早くやるコツは、最初におおよその位置を図面で確認することや周辺の境界点が
側溝の上か側溝ラインよりも宅内側かを確認することが大切です。
やり方は事務所それぞれ、測量士によってそれぞれあるのですが、私の場合は、器械マンにコンベックスの目盛りを
読ませて方向をとって方向線上で設置主義なので、８割はこのやり方です。
このやり方ができない場合は、ラインオフセットの考え方で、器械マンに誘導させる手法をとります。
その時々の現場の状況に応じて手法をかえるという感覚は熟練にならないと難しい面もありますが、
一定数の現場を経験すればおのずと体感でわかるようになります。
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土地家屋調査士事務所と一級建築士事務所を併設し、豊富なノウハウをもとに、ドローンや３Dスキャナなどの最新の測量機器にも対応しています。
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